2005.02.26

glucose2.0テスト中

現在未踏最終報告会でglucose2のデモをしています。

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2005.01.13

Semantic High!

いろいろとご縁がありまして,gooブログのオフィシャルブログとして「Semantic High!」という連載を始めることになりました.これまでsemblog-devで書いていた(あまり書いていなかった)BlogやRSSの話はこれからここで書くことになります.プレッシャーもあるので更新頻度は上がる模様です.どうぞよろしく.オフィシャルブログの執筆陣がやたら豪華なのがおもしろくて,その中で零細企業グルコースがどこまで成り上がれるのか,乞うご期待.

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2004.11.10

XML-RPCつれづれ

出張やらなんやらでばたばたしてるうちに乗り遅れてしまってますが,XML-RPC業界(どこだそれは?)がややこしいことになっている.とりいそぎコメントを考えてみると,独自拡張(というか新規実装)でかつ非公開というのは,そもそもみんなが思っているXML-RPCの概念にあてはまらないのではなかろうか.たまたまソフトの都合で同じフレームワークを使ってるだけで,規格をどうこうという話ではなさそうな感じ.メソッドの名前が名前なので他社が追従して対立構造が生まれるでもなし(追記:これはホスティング側の話.エディタはわからん).これをもって金輪際XML-RPC(標準としての)が実装されないというなら世知辛いなあと思うけど,基本的には時間と市場が解決してくれるのでは,というのは楽観的に過ぎるかな?でも「巨人だったらどうするか」と問われると確かに悩むなあ...ちなみに同業者としての教訓は,ユーザは「意図された不便利」の存在を察知する感覚が昔よりはるかに鋭敏になっていること,そして一度発見されたものは一瞬で共有されることを肝に銘じよ,というところ.

あ,semblog.orgは標準化推進派なのでそこんところよろしくお願いします.あと,とあるプロジェクトが止まっているのはわたくしのせいです...(業務連絡)

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2004.09.29

semblog.org移行中

新しいサーバへの移行中につき,テスト書き込み.これまでのsemblog.orgのコンテンツをこちらに統合し,新semblog.orgはプレスリリース的な性格を持つ記事のみを掲載する予定です.なお,サーバ移行時にいくつかのコメントとすべてのトラックバックデータが消失してしまいました.これについては誠に申し訳ありませんがご了承いただけると幸いです.また,旧semblog.orgのコンテンツはPermalinkが張り替えられていますがこちらについてもご了承ください.

Posted by i2k at 06:51 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (170)

2004.08.26

「うつろう」

blog勉強会つながりの話をもう1つ.だいぶ前の話になってしまいましたが,2004年8月17日の朝日新聞夕刊の「うつろう」という連載記事でblogが取り上げられていました.7月初頭の研究会の際に記者の方が来られていたそうで,研究会で発表などをしていただいた専修大学の山下先生,慶應SFCの松村さん,国立情報学研究所の武田先生(ぼくの指導教官です)のコメントが掲載されました.冷静でどことなく淡々とした,いい記事だと思います.興味のある方は図書館かどこかで探して読んでみてください.

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2004.07.27

スケジュールとRSS

とある筋より学会などのイベント情報をRSSとiCalendarで配信したい,という意欲的な試みについてのお話があった.すでにここではメール配信をやっており,これはこれで重宝しているのだが,さらなる一歩としてこういったメタデータ配信はどんどんやってほしい.で,iCalendarの方は即戦力というか,iCal(ややこしいけどAppleのカレンダーソフトです)に読み込ませると普通に便利につきすでに常用中.ではRSSの方はどうか.個人的にはイベント情報のRSS配信はblogの可能性を広げるだろうとまで思っている.なぜかというと,イベント情報は必ず未来のことを指し示していて,メタデータ化すればこれを各人がクリップするなり何なりしてスケジュールを作って公開することができるようになるからだ.blog(というか日記)は個人の持つ時間軸の過去方向に関する記述であり,スケジュールは未来方向に関する記述であると考えると,これらは1つのCMS=blogツールでまとめて管理したくなってきて,その結果としてblog上の検索による行動支援ということにもつながっていく.

さて,こういった理想を実現するためのイベント情報RSSであるが,既存のモデルと合わないところが多々あって難儀する.最大の問題は日付の取り扱い.イベントの日時をdc:dateに書きたくなるのが人情だが,それをやるとアグリゲーションの際に未来のイベントが常に上の方に表示されてしまう.ただでさえ「うそつきRSS」が氾濫して困っているというのに,堂々と未来の日付が書かれたRSSが配信されるとなると誰も使わなくなってしまう.というわけで,イベントやスケジュールを記述するためにはある程度の工夫が必要になる.しかもメタデータの「理想」とアプリ開発の「現実」の両方を損ねない形で.

まずは必須の文献を挙げる.例のごとくkanzaki.comより RDFカレンダー --iCalendatとRSSによるイベント情報の公開と活用 でだいたいの状況と対処法はわかる.というかいま書いているエントリーの必要性があるのかどうかというぐらい,しっかりした文書です.とくに RDFicalの語彙をRSSで使う の部分が重要.ここではRDFicalを使うかeventモジュールを使うかは考えないが(非常に重要な問題ですが,1人では決められない),イベントを考える際には「時間」にイベントの開始時間,終了時間,そしてそのイベント情報自体を配信した時間の3要素があり,前者2つについてはRSSの基本フレームワークから外す,すなわちitemのdc:dateには記述しないということは運用のルールとしてfixさせないといけないだろう.あとはもちろんRSSリーダー側が上記モジュールに対応してイベントを正しく表示されるのが理想だが,それまでの暫定的対応としてtitleの先頭に開始時間を入れておくのは悪くない.リーダー側のソート機能でスケジュールを何とかしようというアプローチ.記法はdc:dateと同じようにして,そのあとの文字列は自由.書いてて無理があるなあとうすうす感じてはいるけど.理想と現実の折り合い点はこの辺ではないか.メタデータの配信側はできるだけリッチにし,かつアグリゲーション側が判断に困らないようにするというのが鉄則.というわけで提案(Version 0.1)は以下の通り.

<item rdf:about="http://www.semblog.org/i2k/event/000001.html">
<title>2004-09-01T14:00+09:00 第n回blog勉強会</title>
<description></description>
<foaf:topic rdf:nodeID="c01"/> or <ev:startdate>2004-09-01T14:00+09:00</ev:startdate>
...
</item>

こういった議論を延々と繰り返してblogの未来をつくるのがRoughSemantics活動だと思っている.で,準備をしてるのだがコミュニティサイトをつくるべきかアグリゲータだけにするか,どうしようかなあ...

Posted by i2k at 07:29 PM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (142)

2004.07.05

ISWC2004

11月に広島で行われるセマンティックWebの国際学会 「The Third International Semantic Web Conference 2004(ISWC2004)」 にSemblogの論文「Metadata-driven Personal Knowledge Publishing」がacceptされました.というかacceptされてしまいました,という感じ.いま通知をもらったのだけど,全然リアリティがない...ISWCは業界最高峰(といっても狭い業界ですが)の学会で,採択率は25%ぐらいだったらしい.論文の内容は半分ぐらいプロポーザルだったので,これから11月に向けて実装していかないと.いきなりセマンティックWebの本丸で勝負することになって,恐ろしいことこの上ないです.

Posted by i2k at 07:58 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (81)

2004.06.22

情報処理

情報処理学会の会誌 「情報処理」2004年6月号 に「Weblogの現在と展望 -セマンティックWebとソーシャルネットワーキングの基盤として-」と題した8ページの解説文を書きました.初仕事.学会誌の解説文を学生が書くことはほとんどないと思うので,貴重な機会になりました.3月末に書き上げて,6月に出版されたころには業界の様子がもう変わっているという恐ろしい世界.一部ミスがあったり(All Consumingを引用すべきところをTechnoratiを紹介してしまった),Orkutのキャプチャが鮮明すぎてお知り合いの写真を無断で載せてしまうことになったりと申し訳ない部分も多々ありますが,機会があれば手にとってご覧ください.ある意味業界誌なので大学の図書館ぐらいしか置いていないかもしれませんが...(巨大な書店にはあるかも)もしどうしても読みたいという方がおられましたら,こちらで調子に乗って別刷りを100部ほど購入したのでお分けします.

Posted by i2k at 02:51 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (155)

2004.05.11

Blog情報支援

ぼくが所属している研究室では,昨年から学会における情報支援というものに取り組んでいる.どの発表を聴講するのかを決めるスケジューリングのために,個人ごとに気になる論文をチェックしてもらい,その結果をもとに推薦をする協調フィルタリングや,さらに一歩踏み外して「知り合い」をチェックしてもらって推薦に生かす,いまから思えば完全にソーシャルネットワーキングサービスの見本みたいなことをやっている.これらのサービスは,グローズドな環境だからできるものではあるのだが,今年度はオープン環境でどこまで支援ができるかという課題を自らに課して「Blog情報支援」というテーマが出てきた.まあぼくもsemblogなるプロジェクトをやっているということで,そろそろアカデミック世界にも何らかのコントリビュートをしないといけないし,タイミングとしてはちょうどよかった.しかししかし,はっきり言ってこれは名前先行で,何をやるかは全然考えられていなかった.だいたい研究者の中で何人がblogをやってるのか.仮にやっていたとして,日常的にコンスタントに書き続けてなんぼのblogと,数日間の会期中に人が何百人か集まってまた解散する学会と,どのようにすり合わせられるのか.悩みに悩んだが,まずはblogの存在を周知できればいいのかなということで,ごくシンプルなアプローチでRNAによるアグリゲーションをメインに据え,あとは各発表に対してエントリを作ってURIを付加し,TrackBackを受けつけるようにした.これで発表へのコメントをblogでやってもらうつもり.さらには他の支援サービスのセンサ情報を自動処理して随時エントリにして垂れ流すという人工無能的なアプローチを試したり,エディタにソーシャルネットワーキングの情報を付加してエントリを書きやすくしたり,というのをテストする.まあ今のところはそんなに多人数が参加するとは思っていないが,来年度に花開けばいいかなあと思っている.とりあえずは6月初頭の学会に向けて,走りながら考え続ける.ちなみにサービスの詳細は こちら

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2004.04.28

RNA 2.0のテスト中

しばらく正式版をリリースしてないRNAですが,すでに新バージョンのモジュールは全部できていて,いまはデザインやらテンプレートやらを考えているところ.2.0を名乗る以上,何か面白い見せ方を打ち出したいというのもあり,試行錯誤中.個人的に作って楽しかったのは これ .一見何が起こっているのかわかりにくいけど,これこそRNAのカスタマイズ性をめいっぱい活用した例かなあとは思う.ちなみにBlogTimesは偽物です.他の製品でもやってそうな気はするが(最近追っかけてない...),簡単にインストールできるというところで勝負するか?

Posted by i2k at 02:40 AM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (157)

2004.02.08

RNAの生きる道

なんか全然書いてなくてすみません.誰に謝ってるのかもよくわからないけど...裏でこっそり進行している案件がいくつかあって,2月中旬ぐらいには随時公表できるようになる模様です.さて,RSS業界もすっかり様変わりしてしまって,すばらしい検索機能やら何やらが続々登場している.その中でsemblog.orgの2トップであるRNA+glucoseはいかに生き延びていくべきかを考えないといけない.glucoseの方は進行方向がわりと明確になってきていて,Webにおけるエディタとはどうあるべきか,みたいな話を追求していきたいと思っている.まあ詳細は未定ではあるけれど.で,RNAはどうしようか.作り始めたころは,なぜ世間にRSSのアンテナが存在しないのかが謎で結果的に独走していたのだが,さすがに現在では類似品も多い.(が,いまでもスクリプトとして普通に配ってるものは少ない)この手のものはサービスとしてやったほうがよいという意見もちらほらと聞いていて,それはそれで正しいのだけれども,Hackを尊ぶコミュニティのためにソースをそのまま配布し続けていきたいという気持ちは強い.

さて,先ほども書いたようにRSS業界は巨大なDB+推薦に向かう流れが出てきて,RNAのようなパーソナル型の旗色はよろしくない.なんせフィードされてくるコンテンツの量が違う.RNA的にもそういった流れは無視できなくて,次の2.0では推薦サービスとの連携機能がついてくる.が,何でも取り込んで何でもできるというのは何もできないのと同じなので,頭を冷やしてターゲットを絞ることを考える必要がある.

自分でRNAを使っていていいなあと思うのは,新しい知り合いグループが誕生すると即座にRNAを新しく作ってその人たちのWeblogを登録するとそのままグループのポータルになってしまうこと.すなわちバーチャルコミュニティー(の入り口)を実体化させること.多機能化の恩恵もあってその辺のJavaScriptしか出さないアンテナサービスとはそこが違う.各人のサイトにリストを取り込ませるだけではコミュニティを俯瞰することができない.なるほど,と自分で納得しているのだが,その線でいくとRNAの今後は複数のバーチャルコミュニティーを各個人がいかにマネージしていくかという話になって,コンテンツ量とか推薦の質の競争とは別のレイヤーの話になる.そうすると今度は各WeblogサイトがどのRNAにチェックされているかというTrackBackみたいなものができたら面白いのかもなあ,などと夢想は止まらないが,FOAFを工夫したらできそうな気もするし,いやその前にOrkutあたりにしてやられるのかもしれない.

しかしまあ半年ちょっとプロジェクトをやってきて,この業界の異常な速さはよくわかった.なんとかキープアップしてこれた(つもりな)のはユーザのみなさまのフィードバックのおかげです.バグの多さに呆れられた方もおられるかもしれませんが,近い将来に再び使っていただけるよう努力していきますので,今後ともどうぞよろしくお願いします.

Posted by i2k at 04:26 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (164)

2004.01.15

8020運動

気がつけば2004年.皆様いかがお過ごしでしょうか.申し遅れましたがあけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いします.2004年のWeblog世界には何が起こるのか,キーワードは「信頼性」になるような気がします.FOAF的な信頼ネットワークをはじめとして,昨年後半に立て続けにリリースされたサービスの数々(ビジネス・趣味を問わず)もとりあえずやってみたというレベルから,ちゃんと継続できるのか,望ましい挙動を維持できるのかが問われるようになる年かなと.同じことはsemblog.orgにもそのままあてはまるわけで,浮かれず騒がず着実にプロジェクトを進めていく所存です.

さて本題.前回のエントリの時期からこれまでに,今後の方向性を示すようなサービスが続々と出ている. BulkfeedsFeedBackReadOne(Web版) あたりが代表例.どれも年末年始に頻繁な更新がなされている.で,これらに共通するのが「検索」と「推薦」.彼の国ではすでに起こっていることであるけれども,日本でもWeblog(とRSS)は新たな時代に入ってきた徴であるとみることができる.どういうことか.これまではサイトが限られているので自分の読みたいサイトを指名して読んでいればよかったか,もしくは目新しいサイト・コンテンツを適当に配信してもらえるサービスを使っていればそれで済んだ.ところが,メディアとしての影響力が強くなってきたのと量的に爆発してきたのとで,自分の知らない情報(もしくは情報源)を知りたい,かといってわけのわからんコンテンツにまみれるのも嫌だという要求が出てくるようになってきた.その回答の一部がキーワードマッチングによる検索であり,別の一部が推薦ということになるのだろう.この流れには全く異存がない.glucoseでも最新バージョンにて要望の多かったキーワード登録が実装されたし,推薦についても近いうちに何らかのアナウンスをする.

キーワード検索についてはユーザが明示的にやることなのでとくに問題ない.仕組みがシンプルなので出てくるであろう結果についてもそんなにおかしなことにはならない.(ただしRSSスパムみたいなことがいずれ起こってくると単純マッチングでは意味をなさなくなり,エンジンを高度化しないといけなくなるのは普通の検索エンジンと同じ)一方,推薦はというと「クエリーフリー」という言葉が出てきているように,極力ユーザに負荷をかけずにユーザの欲しそうなコンテンツを提示する必要がある.こちらは仕組みも実装も大変.手法自体は人工知能の分野でさんざん研究されてきたからそれを使うとしても,種類がありすぎて何を採用すべきかがわからない.もう1つの問題は推薦の精度で,ユーザは何をどう提示されればうれしいのか,それを評価しにくいので推薦手法に気合いを入れてもなんというか報われない気分になるかもしれない.少し皮肉な言い方をすれば,Weblogを対象とするならば,Weblogのコンテンツはそもそもがいい加減なものなので,いい加減な手法で推薦してもそれなりに当たってしまう(満足が得られる)可能性がある.それを良しとするか悪しとするかは別として,そのあたりをもう少し厳密に突っ込んでいくのが研究テーマになると思われる.

さらに推薦関係でもう1つ考えないといけないことがあるとすれば,それはハレとケの問題というか,ルーチンワークと物見遊山の問題というか(適当),期待通りのコンテンツが提示される割合と,予想外の,がしかし新たな発見につながるようなコンテンツが提示される割合とのバランスではなかろうか.推薦とは主に後者を担うのだが,それが少なすぎるとありがたみがわかなくて,多すぎるとノイズとなってしっくりこない,ちょうどいい推薦の量と質をどうやって見つけるかが重要になる.いわゆる研究としての推薦アルゴリズムではこういう問題をあまり取り扱っておらず,もっぱら精度を追究するのであるが,何らかのプロダクトとして結実させようと思ったらこの問題は避けて通れない.直感的にはそのバランスは日常80:非日常20ぐらいになるのではと思う.さてじゃあこのバランスをどう実現するか?これは予想以上に面倒で大層な仕掛けが必要になるのだろうなあ,と予測しておく.そして,これを実現できた者だけが,(すぐそこに)来るべきMicrosoftが乗り込んでくる時代,Googleが乗り込んでくる時代に喰われないで生き延びられるのだろうなあ.

Posted by i2k at 12:41 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (69)

2003.12.19

FOAFにできること,FOAFにできないこと

やっぱりたたき台としての実装があると議論する気が出てきて楽しい,ということでFOAF話をさらに進める.いきなり変な話になってしまうが,semblog.orgはFOAFの「可能性」をそんなに信じていない.自己紹介のデータは好きなだけ載せればいいけれども,他人との関係についてはある人とある人がつながってるらしい,それくらいがデータとしてわかれば十分で,それ以上の情報を込める必要はない,というかそれはやればやるほどFOAFの存在意義から離れていくような気がする.例えばぼくがAさんのFOAFデータを取り込んでfoaf:knowsに加える.そして編集機能(未実装)を使ってぼくが思うところのAさんに関する情報を書きこむ.するとどうなるか.「ぼくが思うところのAさんに関する情報」がネット上に公開される.しかもぼくのところに.果たしてそれはよいことだろうか?たまにはよいことかもしれないが,たまにはよくないことかもしれない.しかもこのやり方ではよくなかったときにAさんを救済する手段がない(システム的に,ということ).本当はいまのFOAF TrackBackすら怪しいもので,ある人に知られたくないししかもそんなこと公表されたくない,なんていう状況が仮にあるとするとなかなか大変そうだ.まあネガティブなことを言ってても仕方ないが,善意で全てうまくまわっていくという想定もできないわけで,いまのある種不自由な実装というのは実のところギリギリの線ではないかなあと思っている.もちろんこのあたりは多くの人の意見を聞かないといけないところです.

もうひとつ,上の話と同じなのか同じでないのかよくわからないが,人間関係ネットワーク(いまならSocial Networkingと呼ぶべきか)の研究をやったりツールを作っていると,よく「人間関係にはいろんな種類があるのだから,それを表現してほしい」と言われる.人間関係にはいろんな種類があるのはごもっとも.ぼくも人生を歩んでいくうえではいろいろと苦労してますが:-),そのいろんな種類はシステムとして本当に区別しておく必要があるのかなあというのが疑問.自分とつながっている人のリストはあったほうがいいけれども,その人たちとの関係の内容(とその複雑さ)は本人が一番よく知っていて,かつその知識は仮に外部化・明示化されたとしても他の人からはよくわからない(どういう事情でそういうつながりがあるのか,とか).もしわかるならばそれはその人がデータを見て理解したのではなく,前から知っていたのだろう.うまく書けてないけど,要するに人間関係データを丁寧に記述してやるというのは毒にはならないにしても大した薬にもならず,しかしそのためのコストは莫大なものになる,ということ.

これはFOAFだけの話ではなくて,もっと風呂敷を広げればどこまでがコンピュータによる支援の領域で,どこからは人間のアクティビティなのか,その線を決められないにしても考えたいという話だ.究極の自動化,もしくは人に対して究極の自由度を与えるという方向性はそれとしてひとつある.けれども,ぼくとしては単目的ではなく多目的のバランスをどううまく取っていくかに興味があって,semblog.orgが出しているツールでもそのあたりのチューニングに一番時間をかけているつもり.実のところそういう態度は全く研究者に向いてないような気がしていて困っているのだが,それはともかく多くの人に「良い塩梅」だと言っていただければ成功だし,過剰だとか過小だとか言われれば反省します.まあRNAについてはオープンソースなのでこれをベースにいろんな実装を作っていただければ最高ですが...

あとは関係ない話として,世間のFOAF使いには人間関係を眺めて楽しみたい人が多いのか,もしくはスパム防止みたいに実利を求めたい人が多いのか,どうなんでしょうか.潜在的ユーザが急増しているいま,プロジェクトのMLだけを追いかけても全然わからないので.それもまたバランスの取り方に大きな影響を与えるはず.

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2003.12.17

FOAF共生プラットフォーム(試案)

先日の予告から少しばかり改題して,FOAFの話をしてみる.RNA1.8にようやくFOAFのマネジメント機能がついた.つけたばっかりということで,メタデータとして甘いところが多々あるのは承知していて,これは議論しながら改善していく所存.というかこっそりつけたFOAF機能が予想以上にメタデータコミュニティの人々に注目されていることに驚いています.

で,そのFOAF.最初にその存在を知ったのは昨年のいつぞやの IBM developerWorks で,こんなものにまでメタデータがあるのかと半ばあきれた覚えがある.プロジェクトのページにもRDFの Vaporware だ,みたいなことが書いてあってまあそうやろうなあと思っていた.思いつつ,hamasaki氏は授業のレポート兼お遊びでFOAFを使ったACSH(ACknowledgement Shake Hands:握手)システムなるものを実装していた.さて,いまやFOAFは成長を遂げ,過日のTBLの講演ではセマンティックWebのアクティビティの中でも特にFOAFに注目しているとまで言わしめたらしい.関連アプリケーションも続々と登場している.が,根本的によくわからないのは,FOAFの何が人々を引きつけているのかということだ.

FOAFはただのデータフォーマットだ.書けるのは自己紹介みたいなことと,「私は誰それを知っている」ということだけ.いまさら自己を晒してそんなに楽しいか?というのは彼の国でのWeblog革命(荒く言えば,ネット上にプライベートな情報が存在していなかったのが存在するようになった,読んでみるとおもしろかった,革命!)と同じ話であろう.しかしまあFOAFは文法的に難解で,あまり手書きしたい類のものではない.そのために簡易生成ツールがあるわけだが,それらにはFOAFがただの自己紹介ファイルで終わらない唯一最大の理由である「私は誰それを知っている」情報を記述するための支援が含まれていない.そんな片手落ちの状況でFOAFが流行している(らしい),それが全く理解できない.

もちろんその片手落ち状況が改善されればFOAFは流行るに違いない,とまでは思わないが,当座の問題を解消すべく提案されたのがACSH,のちのFOAF TrackBackである.使い方は本当は自分で書くべきなのだけれどもあまりに的確にまとまっている こちら を参照してください(おのひろきさんすみません).ACSHという名前をやめたのには理由があって,語呂とコンセプトは大変いいのだけれども,FOAFでさえ何それ?という人がいる時に「FOAFのACSH」といっても誰にもわからないので,辛うじて概念が類似しているであろうTrackBackという言葉を導入した.ただし本家TrackBackは自動逆リンクシステムだがFOAF TrackBackは半自動(やや手動,ユーザの許可がないとリンクを張り返さない)である.人の場合は一方が友達だと思っていても他方はそう思っていない可能性があるので,というのは意地の悪い見方だがその方がリアルだろう.FOAF TrackBackを利用するにはRDFのファイルだけでは足りず,どうしてもCGIが必要になってしまうのが問題といえば問題.しかもいまはRNAにビルトインされている(戦略的に).今後はこの仕組みを規格化していろいろなツールから呼べるようにしたいとは思っている.

最初にも書いたけれど,RNA/FOAFにそれなりの反応があった(いいか悪いかは別として)ということは,この手の仕組みがこれまでに存在しなかったことを意味するのかなあ.FOAF世界を知り尽くしているわけではないので断言はできないけど.それはともかくFOAF TrackBackの普及を手伝っていただける方を募集中です.実装面でもマーケティング面でも.サービス(ホスティング)化とか...実はsemblog.orgでは,こういった活動をするための拠点として"foaf.jp"なるドメインを取得していたりします.前回のCommunity Webの話を含めて,FOAFをセマンティックWebのキラープラットフォームにすべく立ち回るのが2004年のミッションになるかなあと.

Posted by i2k at 04:00 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (170)

2003.10.29

Blog Comments Module

TrackBackについてはRSSのモジュールがあるのにコメントにはない,それは片手落ちだと前から思っていたのだが,あった.
xmlns:blogcomments="http://purl.org/net/rssmodules/blogcomments/"
普及率は不明.規格とは何なのか,また考え直すことになりそう.

Posted by i2k at 01:25 AM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (67)

permalinkとTB-uri

神崎さんのページ にて「いちおう、少なくともMovableTypeの実装では、TB-uriのTrackBackIDとpermalinkは連動しているように見えます。」とありますが,うちのMTでは一致していません.例えば前のエントリでは,
http://www.semblog.org/i2k/archives/000217.html (permalink)
http://www.semblog.org/mt/mt-tb.cgi/175 (TB-uri)
という感じです.1つのMTで複数のWeblogを作るとずれていくのか?などと勝手に推測しているのですが実際のところはよくわかりません...

ついでに他のWeblogツールを少しだけ調査.
tDiary TrackBackプラグイン 一致
Blosxom writebackプラグイン 一致
Nucleus 一致
はてなダイアリー メンテナンス中...おーい
News Handler 一致
というわけで,MT(の一部)だけが一致してない?またpermalink中に<trackback:ping>が埋め込まれているかどうかを調査してみると,Nucleus以外は入っていました.ただしサンプル数はツールごとに1サイトずつなので,「人による」という結論になってしまうかもしれません.HTMLのコメントにRSSを入れるというのはなんというか泥縄的ですが,結構な普及率を誇っているとそれなりに使いでがでてくるというのもまた事実で...メタデータはややこしいです.

Posted by i2k at 01:19 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (108)

RSS拡張の試み(その3)

神崎さんのページ にてTrackBackに関する情報がどんどん更新されています.ここでの議論とシンクロしているような気がするのは気のせいではない...のでしょうか?(自信なし)さて,semblog.orgが提案しているsemblog moduleの話の続き.なぜ「わざわざ」こんなことをやる必要があるのか,もしかしたらsemblogの中の人は全然わかってないのではないか,と自分でも混乱しはじめていたのだが,ひとつ前提条件というかこちらの設定について触れていないことがあるのを思い出した.そのあたりの話を含めて書いてみる.

記事(エントリ)間の指した/指された関係を記述する語彙として,神崎さんが 指摘 されている<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>についてはだいぶ前に検討していた.いま思えばそれを素直に採用すれば,という気もするが,そうしなかったのには理由があって,それはmsano氏も 書いている とおり(後半の議論),そもそもsemblog moduleはRSSのために提案したのではなく,RSS風のメタデータを各エントリごとに付加するための枠組み(ここでは仮にRDF Content Summary: RCSと呼ぶ)を作る,そのためのものだった.<semblog:in>と<semblog.out>はRCS内で他のRCSの指した/指された関係を書くために用意し,もとのHTMLに対しては<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>で処理する,もしくは<semblog:in>と<semblog.out>でメタデータ間を移動してあとは<link>でもとのHTMLに辿り着けばよい,と考えていた.

もちろんこれはあまりにも巨大で無謀な計画である.誰もが各エントリに対して1つ1つメタデータを付加する時代が来るのか(もちろんツールで自動生成するとしても),そしてこのモデルはある意味でメタデータフォーマット(RCS)の方をコンテンツ本体であるとみなし,HTMLはそこから派生したプレゼンテーションの1つぐらいにしか扱っていない.果たしてそんなややこしいモデルが受け入れられるのか.別に弱気になっているわけではないが,少し考え直した方がいいかもしれない.現在のsemblog.orgにはいくらなんでも世間のソフトの実装を変えさせるような力はない(その意味でSix Apartは偉大なり).メタデータ流通という目標を考えると,何をするにも一度はHTMLを通らないといけないやり方というのはなかなか面倒なのであるが,一方でどのようにでも対応できるようにしておこうとすると現状では冗長なデータが増えるし,悩みどころではある.とりあえずは<dcterms:references>と<dcterms:isReferencedBy>でHTMLを指すようにして,いずれ時が来たら?RCSを指すようにすればいいのかなあ.

やはりメタデータの話はひとりでやってもあんまり意味がない.こういう問題意識というのは誰がどういう文脈で持っているのかを知りたいところ. intersite ML で話してもいいのだろうか.もしくは自分で何か立ち上げた方がいいのか.

Posted by i2k at 12:28 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (157)

2003.10.26

RSS拡張の試み(その2)

いやはやまったく Web KANZAKI には何でも載っているなあ,ということで引き続きsemblog moduleによるRSS拡張のことを考えてみる.TrackBack moduleにおいてPingをもらった元のURIをメタデータとして用意しなかったのは意図的なことであるらしい. 前のエントリ でも書いたように,Ping元というデータは作者の持ちものではなくてエントリを読んだ他の人が付加するので同じように扱うわけにはいかないからだろう,と考えていたのだが,どうも聞き捨てならない記述がある.まとめると「たくさんのRSSのデータが集積されれば、trackback:aboutだけで記事の関連は把握できる、というわけです。」(KANZAKIさんの文章をお借りしました)だそうだ.

RSS-DEVのMLを購読してないのでコンテキストをちゃんと理解していないが,その考え方というのはある意味でTrackBackの概念を否定しているといえるのではないか.TrackBackにはいろいろな効用があるが,いろんな意味づけ(未来のリンクとかどうとか)は置いておいて,第一にこれはシステムによってサポートされた逆リンクである.逆リンクのありがたみというのはなかなか実感しにくくて,普通に順リンクさえあればあとは検索エンジンが逆リンク関係を見つけてくれるはず,という考えは根強くある.が,よく考えてみれば検索エンジンのような巨大なアーカイブがなければその関係を見つけることができず,そしてそういうアーカイブは誰にでも作れるものではない.そういった状況のなかで,TrackBackを実装したWeblogツール間では,あるエントリから直接逆リンク関係をたどることができるようになっている.semblog.orgでは,RSSすなわちメタデータのレベルでもこれと同じことを実現したいと思っている.RSSの巨大アーカイブを作ることなくメタデータ間の関係を直接記述し,それをサポートするツールはその関係を伝っていくだけで関連したコンテンツを見つけられると.

semblog.orgの活動には裏テーマがあって,それはWeblogにまつわるサービスをいかに分散モデルでやれるかというものだ.もちろんユーザにとっては中央集権型であろうが分散であろうがちゃんと使えればどっちでもいいのであるが,ある種の趣味として分散モデルを指向している.その趣味を全うするためにメタデータレベルでエントリ間の関係を記述するための語彙は非常に重要となる.それがmoduleを提案することの真意である.

Posted by i2k at 09:27 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (164)

2003.10.20

RSS拡張の試み

いわゆるWeblogツールと呼ばれるものの特徴であるとsemblog.orgが思っているもの(定義論に踏み込まないように...:-))に,TrackBackのサポートとRSS生成がある.semblog.orgとしてはこの2つの機能がもたらす可能性を信じて,それをうまく使いこなせるようなツールを作ってきたつもりである.さて,TrackBackとRSSは出自が全く違うこともあり,これらを同じ枠組みの中で扱おうという動きはあんまりなかった.正確にはないわけではない.TrackBack URIをRSSの中に記述するための TrackBack Module という語彙が存在する.これはあるエントリについてTrackBack Pingを打ちたいときはこのURIにどうぞ,ということを示す語彙で,みんなが採用すればTrackBackのやりとりが相当楽になる.一方で,TrackBackが行われた後で自分のエントリが誰からPingを受けたのか,そして逆リンクを張ったのかということは,システムは知っているのだが("TrackBack URI?__mode=rss"で取得可能),RSSのメタデータには書かれていない.調べたところによるとそういう語彙があるようでもない(あったらこのエントリは全面撤回します).あれば便利な気がする.

ということで自分たちで定義することにした.semblog module(仮称)という身も蓋もない名称であるけれども,これは今後の議論でよい名前がつけられればと思う.語彙は「out」と「in」というたったの2語(これも命名について議論の余地あり).その意味するところは以下の通り.

out: あるエントリに含まれるリンクのURI.具体的にはdescription要素の中から該当するURI文字列を抽出したもの.可能であればTrackBack Pingを打った先のPermalinkも含めたい(未実装).
in: あるエントリが受けたTrackBack Ping元のURI.
namespace: <xmlns:semblog="http://www.semblog.org/ns/semblog/0.1/"> 暫定的に設定.

メタデータの定義には慎重にならないといけない.現にDublin Coreではヨーロッパ中の専門家がさんざん議論して17個ぐらいしか決まらなかった.このsemblog module(仮称)についても同様で,「in」がメタデータになりうるのかということを考えるとなかなか難しい(他のサイトが勝手につけたものなので).が,semblog.orgとしてはあえてメタデータであると規定して,TrackBack Pingを受けたエントリが取り込んでしまうというモデルを選ぶ.ただし,他のメタデータが作者自身のものであるのに対し,「semblog:in」は他人によって付加された「社会的メタデータ」であるというような区別は必要である.

さてさて,定義したのはよいものの,それをどうやって実装に結びつけるかというのが重要である.たいぶ前はMTやBlosxom用のプラグインとして提供しようかと考えていたが,ツールだらけのこの昨今,人的リソースに限界があるために方針を変え,RNAに自動生成させることにした.実際にはかなり前のバージョン(1.4)ぐらいから実装し始めている.生成したRSSのサンプルは こちら .エントリの1つ1つにRSS風の記法でこのようなメタデータをつけている(サイトのサマリーではなくコンテンツのサマリー?なのでRSS「風」).こういったデータをあらかじめ作っておくことで,システム側にあまり苦労をかけることなくコンテンツ間の関係を記述することができる.ただし現状ではRNAががんばってるので,ある程度システムに負担をかけてはいる.

これが普及すると何がうれしいかというと,実のところはよくわかっていないというか考えていない.しかも「semblog:out」についてはWeblogツールがRSSを生成するときに<a href>タグを削除してしまう場合が多いので抽出できないことが多い.が,うすうす思っているのはメタデータのレベルで「指した/指された」関係が書いてあるとAggregator(RSSビューアなど)がデータを集める際にソートのやり方を変えられる,とか, だいぶ前にも書いた エントリの「過去/未来」関係を使えるとか,逆リンクを伝っていくことで身近な範囲の検索に使えるとか,他にもアイデアのある人ならもっと使いこなせるだろうし,そのためのインフラとしてWeblogの書き手に大して負荷をかけないこのやり方はそれなりに有効ではなかろうか.

とまあそんな感じで少しずつ少しずつSemanticな方向性を目指しているsemblog.orgですが(この前会った人にはその程度でセマンティックを名乗るなと言われましたが...),今後ともご贔屓のほうをひとつよろしく.

Posted by i2k at 03:32 AM | Permalink | Comments (5) | TrackBack (162)

2003.10.01

何が起こっているのか?

うちのサイトに大量のSpamっぽいTrackBackがきている.発信元は全部ここ同じ .見に行くと,そこに書かれている記事の羅列は明らかにRNAから取ってきたもの(誰のRNAかはわからない).で,どの記事にアクセスしても同じTrackBackが2つずつ.いったい何が起こっている?誰の問題?semblogのプロダクトがそれに荷担した可能性は?いきなりのことでかなり混乱中.情報があればぜひ教えてください.こちらでも原因を追究していきます.
追記:pukiwikiでRNAのRSSを表示していることはわかった.が,さすがにRNAがpingを打ちまくるというのは考えにくい.excerptも入ってるので.pukiwikiプラグインでリンク先に自動的にpingを打つようなものがあるのだろうか.
追記2:原因を特定しました. ここ .pukiwiki側の対応を待つしかないですが,とりあえずこちらでできることとして,RNAの次バージョンよりデフォルトのサイト設定ファイル(site.rdf)から見本のサイトの記述を全て消去したうえで公開します.なお,理由がわかったのでこのエントリに記述していた特定のサイトへのリンクを削除しました.また,これまでに許可なくデフォルト設定の中に入れさせていただいていたサイトの管理者様にはご迷惑をかけましたことをお詫び申し上げます.

Posted by i2k at 06:41 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (159)

2003.09.01

※未承諾広告

下の文章 を書いていて思い出したのであるが,RNAとglucoseの宣伝をまじめにやらないとなあ,と.どちらのプロダクトも自分でコーディングしているわけではないので単なる一ファンみたいになってしまいそうな気配.

RNA
RSSベースのアンテナ「RNA」はアンテナの枠を超えはじめている.いまバグ取り中なのでまだ サンプル しかない(明日かあさってには配布開始多忙のため遅れてます)1.5.3ではアンテナで取得した記事の中で気になったものを保存してそれを時系列で公開してしまうclip機能をつけた.これでWeb世界を再編集してもらおうという魂胆.再編集という行為が即新しいコンテンツとなって流通する,というのは夢物語か.試しにやってみたい.あとは 下の話 の関連で,各エントリごとにリンクとTrackBackを抽出して表示している.説明が難しいけど見てもらえれば意味はすぐにわかるはず.大層便利です.残念ながらいまだMTのサイトのみ,というのは他のツールではリンクとTrackBackの区別が付かないから.このへんはRSSの拡張仕様を提案したいなあとも考えている.あとはXML-RPCインターフェイスの充実やプラグインアーキテクチャの導入によってカスタマイズ可能性を高める方針です.

glucose
Windows版ニュース/Weblogリーダ「glucose」もジャンルにくくりにくいソフトになってきた.まずリーダだけではなくてエディタになるすでになっている(MT専用です...その他XML-RPC対応のツールがあれば要望ください).次バージョンではRNAと連携して直接clipできるようにする.そしてTrackBackの抽出と表示(現バージョンで使えます).これまでいろんな人が考えて実装してスクリーンショットまで出ていたにもかかわらず配布されていなかったこの機能をまともに使える形で世に出したのはglucoseが初めてではなかろうか?(違ったらすいません)その点では業界標準のSharpReaderを超えていると思うのだが...そしてglucoseにはこれまでちゃんとアナウンスしてこなかったP2Pフィルタリング(推薦)機能というのがあり,これがユーザが増えるにしたがってちゃんと動作し始めている.現時点では単純に他人の読んだニュースが配信されてくるというものだが,今後はAI的アプローチを入れて記事のクラスタリングなどを実装する予定.

RNA/glucoseだけではなくこれらを中心とした派生プロジェクトも進行中.詳細は乞うご期待,ですが,semblog.orgでは研究的な要素と「いますぐ使えるプロダクト」の配布を両立させるべく日々開発を進めています.要望・コメントなどありましたらよろしくお願いします.

Posted by i2k at 04:09 AM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (156)

2003.08.21

RNA 1.5 (build 0816)

RSSベースのアンテナ「RNA」の開発版(Version 1.5 build 0816)をリリースしました.ダウンロードは こちら .サンプルは こちら .変更点は以下の通りです.
・OPMLの入力によるサイトの設定(Experimental)ローカルのOPMLを設定することでサイトリストを一括で設定することができます.2重登録はできないようになっていますので気軽に登録できます.OPMLはSharpReader等で用いられるブックマーク管理のためのXMLフォーマットです.
・はてなアンテナ連携機能のバグ修正
使用方法等は semblog wiki をご覧ください.

Posted by i2k at 10:48 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (158)

2003.08.08

RNA 1.4 (build 0807)

RNAの正式版(Version 1.4 build 0807)をリリースしました.詳細は semblog.orgのエントリ にて.TrackBack追跡のcgiを分離し,ブラウザから実行できるようにしました.これでWeblog用RSSアンテナとしての機能はひととおり揃ったのではないかと思います.

Posted by i2k at 05:13 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (159)

2003.08.01

RNA 1.3 (build 0731)

RSSベースのアンテナ「RNA」の開発版(Version 1.3 build 0731)をリリースしました.ダウンロードは こちら .サンプルは こちら .変更点は以下の通りです.
・更新時刻データの取り扱いを強化.LastModifiedへの対応,イレギュラーなRSSへの対応など.
・OPMLの出力(Experimental)OPMLはブックマーク管理のためのXMLフォーマットです.
・各エントリに関するTrackBack情報の抽出・表示(Experimental)Movable Typeで構築されたサイトのみ有効.使用方法は semblog wiki をご覧ください.
・インターフェイスの改良
TrackBackの追跡を行うとアンテナの更新にかなりの時間がかかりますのでご了承ください.また現状ではMTのサイトであっても正しく追跡できない可能性があります.

Posted by i2k at 04:04 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (157)

2003.07.25

新しもの好きのglucose

日々開発が進んでいるWidows用News/Weblogリーダ「glucose」ですが,開発途上版(Nightly Build)を 公開 しています.正式版ではありませんのでドキュメント等はありませんが,人柱になってもよいという方がおられましたらお使いください.

Posted by i2k at 04:03 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (162)

RNA 1.2 (build 0724)

RNAの正式版(Version 1.2 build 0724)をリリースしました.詳細は semblog.orgのエントリ にて.はてなアンテナのとの連携部分に関するバグフィックスを行いました.

Posted by i2k at 03:56 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (68)

2003.07.23

RNA 1.1 build 0722

RNAベースのアンテナ「RNA」の開発版(Version 1.1 build 0722)をリリースしました.ダウンロードは こちら .サンプルは こちら (サンプルの置き場所を変えました).変更点は以下の通りです.
・はてなアンテナとの連携(暫定版)
→これによりRSSを提供していないサイトも含めてチェックできるようになります.使用方法は semblog wiki を参照してください.
・アンテナ更新処理の分離
→ブラウザから「Refresh」ボタンでアンテナを更新する際に長らく待たされる問題を回避.ただし,実際の更新処理が終わるまではHTML・RSSともに元のままなので,すぐにアクセスすると更新されていないように見えてしまいます.なお,この機能はUnix系サーバのみで利用できます.
・最新記事リストにおいて,各エントリがどのサイト(もしくはWeblog)のものであるかを明記できるように
→これに伴いテンプレートの語彙が増えています(もうすぐドキュメントを作ります).
・channel要素に更新時刻が記載されていない場合,item要素中の最新の時刻を取得してソート対象に加える.
・Movable Typeの自動Ping機能を用いたアンテナ更新を正式にサポート
・RSS中のリッチコンテンツに関する対応を変更(暫定版)
→description要素中にCDATAが直接記述されている場合はタグをパースしない.またRNAが生成するRSSの中ではcontent:encoded要素に移動させる.
・デフォルトのテンプレートの一部修正
・ソートの順番がおかしくなるバグを修正
今回は相当大きなバージョンアップになっています.インストールに際してトラブル等がありましたらwikiやTrackBack等でお知らせください.

Posted by i2k at 09:15 PM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (155)

2003.07.15

現在認識している問題(RNA)

すでにあちこちで利用されている RNA ですが,ファーストリリースということもあっていくつかの問題が出ています.こちらで把握している問題は以下の通り.他にもあったらぜひ教えて下さい.
・チェックできないサイトがある→これらは以下の原因が考えられます.
  ・RSS0.91/2.0に対応していない→暫定対応版をテスト中.数日でリリースします.リリースしました.
  ・RSSが正しくない(descriptionフィールドにCDATAが埋め込まれている)
   →パースせずに表示するということで検討中
  ・RSSが存在しないサイト→対応を検討中
・Movabletypeの自動ping機能でエラーが出る
 →手動pingと自動pingでは送られるデータの内容が異なるのが原因.対応中.

Posted by i2k at 08:48 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (162)

2003.07.11

RNA

RSS完全対応の新型アンテナ「RNA」を 公開 しました.まだベータ版ですがぜひ使って感想・コメント等をいただければと思います.

Posted by i2k at 03:04 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (163)

2003.06.21

XSLT流行の兆し

RSSやFOAFの普及に伴って,XSLTを使ってこれらのデータを表示するのが広まりつつあります.が,この手法がうまくいくのはいまのところWindows版のInternet Explorerだけ.まあシェアは9割ぐらいありそうなのでいいといえばいいのですが,他のブラウザでは表示できませんし,Safari(Mac用)では読み込もうとすると100%落ちます.困った...とりあえずブラウザ依存を避けるためにはサーバ側でXSLTを処理するという手もあります.が,これはこれでXSLTの処理環境を用意する必要があり,誰でもできるとは限りません.このようになかなか難しい問題はあるものの,semblog.orgでは近いうちに簡易ソリューションを提供する予定です.

Posted by i2k at 09:33 PM | Permalink | Comments (1) | TrackBack (164)

FOAF流行の兆し

www.textfile.org で取り上げられたことにより,人間関係を表現するためのメタデータフォーマット「FOAF」が広まりつつあります.研究レベルではいろいろ使っているけれども,こうなると本気で取り組まないといけないなあ.

Posted by i2k at 09:22 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (149)

2003.06.10

RSS拡張

Making Feature-Rich, Movable Type RSS Files
オライリーのRSS本の著者によるMT用RSSの拡張案.この本は注文中.

Posted by i2k at 11:58 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (167)

2003.06.04

RSS拡張計画

RSSは拡張されなければならない.RSS 1.0の仕様書(日本語版)は こんな感じ .semblog的にはメタデータとしてリンク先のURIを持っておきたい.本当はTrackback元のURIも入れたい.仕様書を読んでみるとさすがにそういう要素は存在しないので何か考える必要がある.作戦1としては単純に独自タグを定義.ただ,これをやってしまうとパースの責任は全てこちら側が負うことになり,どうやって処理系(と自動記述系とでも呼ぶのか)を広めればいいのかという問題につながる.しばし悩んだのち,RSSとSite Summaryとして利用せずにContent Summaryとして使えばいいのかと思い至る.すなわち,各コンテンツごとに1つのRSS.item要素にリンク.title,description等の扱いは要検討ではあるけれどもこっちの方が現実的かも.RSSがサイト→コンテンツと連鎖していく感じがRDFっぽいし.もちろん自動記述系の普及はやはり悩みどころだが.さてどっちが正しい方法であろうか.どっちも正しくないのか.メタデータとしての順リンク・逆リンクは早急に答を出しておかないといけない.

Posted by i2k at 12:10 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (152)

2003.05.24

glucose

新バージョンからなのかどうかはわからないが(違ったらすいません), glucose はRSS読み込み機能がついたことで極めて強力なものになっている.まともに使うにはブロードバンド環境が必須やけど,Weblogの多量のエントリーが1クリックで次々と流し読みできる感覚というのは何ともいえず気持ちがいい.これから完成度を上げていくのは苦しい作業かもしれないがshn氏にはぜひがんばっていただきたい.そのためには燃料としてユーザの生の声が必要なので応援をひとつよろしく...

Posted by i2k at 03:53 AM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (76)

2003.05.23

blog_headline

msano氏によるblog_headlineというプログラムを試す.どういう仕組みでこれが実現できているのか,こっちの頭がついていけてない.RSSとXSLTを使った未来のアンテナということだけはわかる.ぜひ公開したい.刮目して待て.

Posted by i2k at 05:50 PM | Permalink | Comments (2) | TrackBack (156)

2003.05.22

glucose build 132

P2Pニュースリーダ「glucose」build 132がリリースされました.※glucoseは将来的にsemblogエディタとしてsemblogシステムの中核をなすソフトウェアです.

Posted by i2k at 11:42 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (153)

first contact

semblog.orgの運用をはじめました.semblog.orgでは次世代のコミュニケーションツールを目指す「Semantic Weblog: semblog」の研究開発と実証に関する情報を提供します.また,各分野から数人のゲストを招いて実際にsemblogを利用してもらい,多種多様なコミュニケーションを実践する場になればと考えています.

Posted by i2k at 04:22 PM | Permalink | Comments (0) | TrackBack (159)