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RNA説明書1.9 - RNA1.9(以降)のインストール・設定・カスタマイズ

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RNA1.9(以降)のインストール・設定・カスタマイズ
に関するよもやま.

*はじめに

RNAはGPLに基づいて配布されるフリーソフトウェアです.ライセンスの詳細についてはパッケージに含まれているCOPYINGをご覧ください.ただし本マニュアルおよび一部のライブラリについては別のライセンスが適用される可能性があります.詳細はそれぞれのソースファイルをご覧ください.

*インストール

-ソフトウェアパッケージ(rna1.9.tgz)をダウンロードし,インストール先のディレクトリで展開してください.
      $ tar zxvf rna1.9.tgz

-設定ファイル(config.pl)を修正してください.
基本的には以下の2ヵ所を書き換えれば動作します.
      my $antenna_owner = 'i2k';  # ← あなたのお名前
      my $base_uri = 'http://www.semblog.org/products/rna/';  # ← RNAを設置するディレクトリのURI

-以下のディレクトリ・ファイルのパーミッションを変更してください.

-1) suEXECが有効でない場合(わからない場合はこちら)
      $ chmod -R 777 rss/ cache/ 
      (もしくはconfig.plで設定された「チェック結果を格納するディレクトリ、および cache 用ディレクトリ)
      $ chmod 755 *.cgi
      $ chmod 666 *.html *.rdf *.xml
      $ chmod 666 .rna*
      $ chmod 666 rss/clip.*


-2) suEXECが有効である場合(セキュリティはこちらの方が高くなります)
      $ chmod -R 755 rss/ cache/
      (もしくはconfig.plで設定された「チェック結果を格納するディレクトリおよび cache 用ディレクトリ)
      $ chmod 755 *.cgi

-初期設定プログラム「rna-load.cgi」を実行してください.
      (ブラウザでアクセスする,もしくはコマンドライン上で実行する)

*認証

RNAでは各cgiに対するユーザ認証(Cookieベース)をかけることができます.また,用途に応じて個別に認証の有無を設定できます.利用方法は以下の通りです.

-「config.pl」の設定を書き換えます.
      my $auth_configure_cgi = 1; # 1: 認証を有効に 0: 無効に
      my $auth_file = 'etc/.rna-passwd'; # パスワードのファイル名(変更することをおすすめします)

-パーミッションの設定を行います.
      $ chmod 666 etc/.rna-passwd

-パッケージに含まれる「.rna-passwd」のファイル名をさきほど「config.pl」で設定したものに変更します.このとき内容を書き換えないでください.

-通常のインストール時と同様に「rna-load.cgi」にアクセスします.(config.plのその他の箇所の変更,パーミッションの変更などはあらかじめ行っておいてください.)

-「index.html」上の「Config Sites」ボタンをクリックします.

-認証フォームの「username」欄には「anonymous」,「password」欄は空欄のままで「Login」ボタンを押します.

-認証されたら一番下の項目「Authentication」に新しいユーザ名とパスワードを設定し,「Add」ボタンを押します.

-「anonymous」アカウントを消す場合にはさきほどと同じく「Authentication」ブロックの「User Name」欄に「anonymous」と入力し,「Delete」ボタンを押します.

-いったんログアウトされますので,新しいユーザ名・パスワードでログインしてください.

*チェックするサイトの設定

-ブラウザで「index.html」にアクセスしてください.

-「Config Site」ボタンをクリックし,アンテナでチェックするRSSのリストを編集してください.

-ブラウザで「Refresh Antenna」ボタンをクリックしてください.

-設定ファイルは「site.rdf」として保存されます.バージョンアップの際にはこのファイルを移行させてください.

*TrackBackの追跡

Movable Typeで構築されたサイト内のエントリについてTrackBackおよびRSS内に記述されたリンクの追跡・表示ができます.手順は以下の通りです.

-config.plを設定する
      my $trackback_trace = 1;

-以下のディレクトリ・ファイルのパーミッションを変更する
      $ chmod -R 777 cache/
      (suEXECが有効である場合は755でも構いません.わからない場合は777に.)

-Version 1.4以降はこちら
--ブラウザで「Trace Links & TrackBacks」をクリックする
--待つ(追跡にかかる時間の目安は20サイトの登録で2〜3分程度です)
--ブラウザで「Refresh Antenna」をクリックし,更新する

*OPML

OPMLによるサイトリストの簡易設定が可能です.OPMLはSharp Reader等で用いられるブックマーク管理のためのXMLフォーマットです.利用方法は以下の通りです.

-rna-conf.cgiにて「OPML Import」欄の「ファイルを選択」ボタンを押す

-ダイアログが表示されるのでお使いのPC内に保存されているOPMLファイルを指定する

-「Import」ボタンを押す

-「Site List」欄に結果が反映されているかどうかを確認する

インポートの際には2重登録をしないようになっていますので,OPML側でチェックするサイトが増えるたびに登録作業をしていただいても構いません.

*スタイルシート

-表示用のCSSスタイルシートは「styles-rna.css」に記述されています.
お使いのMT用スタイルシートを利用することも可能です.その際には「styles-rna.css」に記載されている「@import」で始まる行にスタイルシートのパスを記述してください.
      例)@import url(http://www.foo.com/mt/styles-site.css);

*テンプレート

**テンプレート・ファイルについて
-デザインを変更する場合には「template/」ディレクトリ以下のファイルを編集してください.
テンプレートの書式は「MovableType(MT)」と類似したものになっています.

**テンプレート・タグ一覧
※ [[開発版 http://foaf.jp/~msano/rnanightly/]] でのみ有効なものも含まれています。

-グローバル・タグ
,<$RNABaseURI$>,RNA設置場所のURI
,<$RNATopURI$>,トップページ(index.html)のURI
,<$RNATopRSSURI$>,トップRSSのURI
,<$RNARSDURI$>,RSD ファイルのURI
,<$RNARecentSiteRSSURI$>,recent_site.rdf のURI
,<$RNARecentEntryRSSURI$>,recent_entry.rdf のURI
,<$RNARecentSiteEntryRSSURI$>,recent_site_entry.rdf のURI
,<$RNAClipRSSURI$>,ClipリストのRSS
,<$RNAFOAFURI$>,FOAF のURI
,<$RNAUpdateCGIURI$>,rna.cgi のURI
,<$RNAAuthenticationCGIURI$>,Authentication CGI のURI
,<$RNAConfigureCGIURI$>,rna-conf.cgi のURI
,<$RNAPingCGIURI$>,rna-ping.cgi のURI
,<$RNAXMLRPCCGIURI$>,rna-xmlrpc.cgi のURI
,<$RNAAllianceCGIURI$>,rna-alliance.cgi のURI
,<$RNAClipCGIURI$>,rna-clip.cgi のURI
,<$RNAOPMLOutputURI$>,登録サイトリストのOPML出力を得るURI
,<$RNACacheCGIURI$>,rna-cache.cgi のURI
,<$RNAFOAFCGIURI$>,foaf.cgi のURI
,<$RNAJavascriptOutputCGIURI$>,JavaScript Feed のURI

-アンテナ出力結果のページ(recent_entry.htmlなど)であればどの場所でも有効なタグ
,<$RNAPageTitle$>,ページのタイトル(RSSの channel/titleに相当)
,<$RNAPageDescription$>,ページのdescription (RSSの channel/descriptionに相当)
,<$RNAPageLink$>,ページのURI (RSS の channel/link に相当)
,<$RNAPageTimezone$>,RNAのタイムゾーン
,<$RNAPageDate$>,ページの日付

-コンテナ・タグについて
,<RNACategories></RNACategories>,各カテゴリごとの表示を行う。<RNASites>と<RNAItems>を内部にもつことができる。対象カテゴリとその順番を、target属性にて指定可能。例 : <RNACategories target="cat1 cat2">
,<RNASites></RNASites>,RNAが取得したRSSごとの表示内容を定義。
,<RNAContents></RNAContents>,<RNASites>内で有効。各RSS内のコンテンツ(<item>)に該当する。
,<RNAItems></RNAItems>,RSSの<item>に該当する。itemごとの表示内容を定義。
,<RNAIfTrackbacksExist></RNAIfTrackbacksExist>,対象のitemにトラックバックが存在する場合に表示される。
,<RNATrackbacks></RNATrackbacks>,トラックバック・エントリごとの表示を定義。
,<RNALinks></RNALinks>,item/descriptionから抽出したLinkごとの表示を定義。 

-<RNACategories>内で有効なタグ
,<$RNACategoryName$>,カテゴリ名

-<RNAItems> <RNAContents> について
--<RNAItems lastn="5"> と指定すると、5つのみ表示。ただし、config.pl の指定より大きな値は無効化される。

-<RNASites>内で有効なタグ
,<$RNASiteTitle$>,RSSの channel/titleに相当
,<$RNASiteLink$>,RSSの channel/link
,<$RNASiteDescription$>,RSSのchannel/descriptionに相当
,<$RNASiteCreator$>,RSSの channel/dc:creatorに相当。
,<$RNASiteDate$>,RSSのchannel/dc:dateに相当。
,<$RNASiteTimezone$>,タイムゾーン
,<RNAContentCategories>,

-<RNAContents>内で有効なタグ
,<$RNAContentTitle$>,RSSの item/titleに相当
,<$RNAContentLink$>,RSSの item/link
,<$RNAContentDescription$>,RSSのitem/descriptionに相当
,<$RNAContentCreator$>,RSSの item/dc:creatorに相当。
,<$RNAContentDate$>,RSSのitem/dc:dateに相当。
,<$RNAContentTimezone$>,タイムゾーン
,<$RNAContentSourceTitle$>,RSSのitem/ag:sourceに相当。Contentの出展のタイトル
,<$RNAContentSourceLink$>,RSSのitem/ag:sourceURLに相当。Contentの出展のURI
,<RNAIfTrackbacksExist>,
,<RNAIfLinksExist>,

-<RNAItems>内で有効なタグ
,<$RNAItemTitle$>,RSSの item/titleに相当
,<$RNAItemLink$>,RSSの item/link
,<$RNAItemDescription$>,RSSのitem/descriptionに相当
,<$RNAItemCreator$>,RSSの item/dc:creatorに相当。
,<$RNAItemDate$>,RSSのitem/dc:dateに相当。
,<$RNAItemTimezone$>,タイムゾーン
,<$RNAItemSourceTitle$>,RSSのitem/ag:sourceに相当。Itemの出展のタイトル
,<$RNAItemSourceLink$>,RSSのitem/ag:sourceURLに相当。Itemの出展のURI
,<RNAIfTrackbacksExist>,
,<RNAIfLinksExist>,


-<RNATrackbacks>内で有効なタグ
,<$RNATrackbackTitle$>,トラックバックのタイトル
,<$RNATrackbackURI$>,トラックバックもとのURI
,<$RNATrackbackDescription$>,トラックバックのdescription(exerpt)

-<RNALinks>内で有効なタグ
,<$RNALinkTargetTitle$>,Link先のタイトル
,<$RNALinkTargetURI$>,Link先のURI

-日付系のタグについて
format属性にて、表示書式を設定することができます。
      例:<$RNAPageDate format="%Y年%m月%e日"$>
      例:<$RNAContentDate format="%Y.%m.%d %I:%M %p"$>
      多言語対応(%X等)は実装されていません.

,制御文字,内容,例
,%a,abbreviated weekday,Mon、Thu
,%A,weekday,Monday、Thursday
,%b,abbreviated month name,Jan、 Sep
,%B,month name,September
,%d,day of the month、two digits,09、 01
,%e,day of the month,' 9'
,%H,24-hour clock,16、03
,%I,12-hour clock,04、11
,%k,24-hour clock,' 9'
,%l,12-hour clock,' 4'
,%m,month、two digits ,09
,%M,minute、two digits, 02
,%S,second、two digits, 04
,%y,year、two digits ,01
,%Y,year、four digits, 2001
,%p,Either AM or PM,AM

*cronでの更新について
cronでの実行はこちらではテストしていませんが、下記のように設定すれば動くはずです。
[[RNA-cron事例について http://www.google.com/search?hl=ja&client=firefox-a&rls=org.mozilla%3Aja-JP%3Aofficial&q=RNA+cron&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja]]
**考慮点
-RNA設置ディレクトリにcdして ./rna.cgi >/dev/null 2>&1 を実行するようにします。
-webサーバのhttpd実行ユーザーと同じユーザーでrna.cgiを実行してください。
**cron用スクリプトの例1(ローカルのシェルで実行する)
 #!/bin/sh
 cd /<RNAがインストールされているディレクトリ>/
 ./rna.cgi >/dev/null 2>&1

**cron用スクリプトの例2(http越しにアクセスする)
 #!/bin/sh
 /usr/bin/wget -q http://<RNAのURL>/rna.cgi > /dev/null 2>&1
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